醤油樽 | 【新宿曙橋】BETA/ベータクライミング（ボルダリング）ジム

2024/3/16-17　八ヶ岳・河原奥/醤油樽にてアイスクライミングStep UP講習会を実施しました。
講師にアイスクライミングを知り尽くした廣川健太郎氏をお迎えしました。通称ヒロケンさん。ただいまアルパインクライミングとアイスクライミングルート集を執筆中です。もうしばらくで完成のようです。お楽しみに！
参加者は2名。お二人ともクライミングはされているもののアイスはほぼ初めて。サポートにベータ小澤が同行しました。

八ヶ岳エリアの氷は暖冬のため2月下旬には解けはじめ、開催が危ぶまれていましたが、3月に入ってからの寒の戻りにより、再結氷してました。
当初、開催場所は南沢大滝、小滝を想定してましたが、今シーズン最後のアイスになりそうなので、大変な混雑が見込まれるため、河原奥と醤油樽に変更しました。
河原奥は短い、醬油樽はルートが限定されているので、満足できるか心配でしたが、そこは氷遊びを知り尽くしたヒロケンさんのお陰で、様々なシチュエーションでの安全確保のやり方など講習が充実しました。

Day1 February 16th
参加者は全員そろって4時に東京を車でスタート。7時には八ヶ岳山荘に到着。駐車場は9割ほど埋まってました。8時にヒロケンさんと合流。
講習の内容や装備などについて説明を頂き、9時にスタート。

河原奥へは八ヶ岳山荘より20分ほど歩いて到着。
まずは緩傾斜の氷に2本トップロープを張り、基本的な登り方を確認しながら体を温める。
次に、隣の小氷柱にスタカットで移動。氷柱上部から懸垂で下降。アルパインルートでの安全確保を学びながら楽しみました。
昼食をはさみ、緩傾斜にてアイススクリューの打ち方を教わり、トップロープにて実践。
バーティカルな氷に移動し、登り込み。この時点で15時くらい。やはり緩傾斜と異なり難しそう。バランスのとり方、アイゼンのさし方などそれぞれ課題が見えてきた様子。
17時過ぎまで登り込みこの日は終了。

宿泊先の八ヶ岳山荘に戻り、お風呂に入り夕食開始。まずはビールにて乾杯。思い切り遊んだ後のビールは格別です！特注石鍋で味わうサムゲタン、おいしかった～。

Day2 February 18th
6時には食事し少しゆっくりし、8:00出発。食事は洋食と和食が選択でき、全員和食、サバの味噌煮や納豆がついたザ・和食。落ち着きます。
9時くらいに駐車スペースに到着し、準備して出発。沢沿いに醤油樽まで向かいます。途中高巻きする箇所が2か所ほどあるのですが、すべて沢沿いに通過。
沢の上には氷が張っているのですが、大変もろく、安全な足場を探しながらの遡行。小さな滝の通過はロープを出して安全確保。
アプローチに2時間掛かりましたが、冬季沢遡行のルートファインディング、安全確保の勉強になりました。

11時30分頃トップロープを張り登攀開始。この日は、アイススクリューを打ちながらの疑似リードが目標。
登りやすい左側のルートを何本か登り、疑似リードにて登攀。二人とも無事完登。
次に右側のルートにロープを張り、今回の講習の総復習。アックスの打ち込み、バランスのとり方、アイゼンの蹴り込み、リズム、などお二人とも上達が見られました。
16時ころまで登って終了。駐車スペースには17時過ぎ。22時ころには東京に戻りました。

ご参加のお二人、講師のヒロケンさん、ありがとうございました！！